結婚生活が始まり、どこに住もうか?インテリアはどうする?と心ときめくこともあれば、家事分担や親戚付き合いなど悩ましい問題も出てくるだろう。とくに女性にとって悩ましいのが、仕事と家庭の両立。最近では女性ももちろん役職に就くし転職もある、土日返上で出勤することもあれば職場の接待で深夜帰りになることだってあるのだ。ところが結婚となると今だに男性目線の事柄が多く、家事は妻がするもの、休日深夜は妻は家にいてほしい、夫の転勤には妻同伴で、という価値観を押しつけられがちである。このようにまだまだ男性にイニシアチブを取られがちな現代において、女性ならではの決断をしなければならない局面があるのだということは知っておいた方がよいだろう。
また子供が産まれると、育児のほとんどは妻が負担するという覚悟もいるだろう。そこで女性にとって結婚生活を考えるのに必要なのが、どこまで仕事に重きを置くのかという決断である。出世や栄転を捨てて割り切って働くのか、少々家庭をないがしろにしてでも仕事に全力を注いでいくのか。ここを固めておくと、将来的に転勤や残業のトラブルがあったときに、自分が判断する指針となるからだ。同時に、仕事関係者との付き合い方やプライベートの諸々な事柄について、取捨選択をして身軽になるのがよいだろう。
結婚というのはひとつの家庭を築いていくというものであり、それなりの労力と精神力を消耗するものである。何でもかんでも背負い込んで頑張ろうとするあまり、結婚に疲弊してしまうのはあまりにも残念だ。同じくストレスや疲れで身体を壊してしまい、仕事に支障が出ても意味がない。結婚後の長い人生を楽しく輝かしいものにするためにも、家庭と仕事とのバランスを見誤ることなく、適度に気持ちの切り替えや取捨選択をしていくことが大切なのだ。